研究課題/領域番号 |
16K06934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
菊池 崇志 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (30375521)
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研究分担者 |
樫根 健史 鹿児島工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (60332110)
田村 文裕 長岡工業高等専門学校, 電気電子システム工学科, 助教 (10804693)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 核融合 / 慣性核融合 / Warm Dense Matter / パルスパワー / 高密度プラズマ / 高エネルギー密度科学 |
研究成果の概要 |
大強度パルスパワー発生装置を用い高密度プラズマ・Warm Dense Matter状態の生成・計測系の構築および測定,計算コードの開発および解析を行った.生成した試料からの発光スペクトル測定は,転送光学系を設計・構築して実現した.本実験系のような高ノイズ環境下で同期の取れた計測は困難であり,計測系の研究開発も行った.試料へ投入するエネルギーを調整するため,電子ビームダイオードによる投入エネルギー制御系を組み込み,試料が目標温度以上に達することを確認した.熱伝導方程式に基づく計算コード開発および実験条件に合わせた数値解析を行い,実験条件を策定する上での注意点等を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
得られたデータや計算モデルは核融合研究の基盤情報となる.慣性核融合分野では標的の構造や材料の選定に重要な知見となる.炉壁材料の選定にも有益なため,炉工学的にも波及効果があり,核融合発電システム全体の設計にとっても意義がある. 核融合研究のみならず,高圧科学の一種で,部分電離や縮退を考慮した特殊な状況,金属・絶縁体の遷移,導電率や熱などの輸送特性が未解明で,学術的に興味深い問題である.高電圧・大電流・高周波パルス信号を精度良く捉える測定技術の開発も非常に重要な課題であり,得られた知見・技術は他分野へも大いに波及できる,意義のあるテーマを多数抱えている.
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