研究課題/領域番号 |
16K06946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
清水 昭博 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 助教 (00390633)
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研究協力者 |
井戸 毅 核融合科学研究所, 高温プラズマ物理研究系, 准教授
藤澤 彰英 九州大学, 応用力学研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 電場構造 / 二次元構造 / 乱流揺動 / 乱流輸送 / 重イオンビームプローブ / ヘリカル / 大型ヘリカル装置 / 二次元計測 / 揺動計測 / 負イオン源 / プラズマ乱流 / 電位 / 層状流 / 電位計測 / 電場計測 / ヘリカル磁場閉じ込め / 構造形成 |
研究成果の概要 |
大型ヘリカル装置(LHD)において、重イオンビームプローブ(HIBP)を用いた電位・密度揺動の二次元計測を実施した。まず、計測におけるS/N比を増大させるため、銀の負イオンビームを生成できるように負イオン源を改良し、これを用いて揺動計測を実施した。しかしながら、想定したプローブビーム電流量及びS/N比を得ることができなかった。そのため、方針を変更して新しくイオン源を製作し、テストスタンドで試験運転を行っている。電位・密度揺動の二次元計測は、従来のイオン源を用いて実施し、アルヴェン固有モード由来の200 kHzの揺動及び高エネルギー粒子駆動による測地線音響モードの二次元構造の計測に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LHDにおいて、HIBPにより電位・密度揺動を同時に二次元で計測できることを証明し、物理研究へ適用すれば非常に有用であることを示した。層状流の一種である測地線音響モードの二次元構造の計測に成功し、密度揺動についてm=1の構造だけではなく、m=0の構造への変化も示唆されるデータを取得した。S/N比をもう少し向上できれば、乱流と層状流について更に踏み込んだ研究が実施でき、異常輸送の解明への可能性につなげられることを見出した。
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