研究課題/領域番号 |
16K06995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
二宮 太平 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 助教 (40586343)
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研究協力者 |
マッケーン ケビン
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | トゥーレット症候群 / 霊長類 / 多領域多点同時記録 / 周波数解析 / 霊長類モデル |
研究成果の概要 |
本計画では、独自に開発したチック霊長類モデルを用いて、大脳皮質、大脳基底核、視床、および小脳から神経活動の多領域多点同時記録を実施し、神経ネットワークの活動を解析することで、大脳基底核以外の脳領域のトゥーレット症候群(TS)への関与の有無、およびチック発現の神経基盤の解明を目指し研究をおこなった。特に、TS発現時に複数の脳領域間における異常な同期現象が起こっている可能性を示唆する結果を得ており、広範な脳領域がTS発現に関与している可能性が明らかになった。これらの研究結果を基に、これまで原著論文1報(Neuron 2016)を国際誌に発表しており、また国際学会での発表を2回おこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トゥーレット症候群(TS)はチックと呼ばれる素早い不規則な運動または発声が自分の意思とは無関係に出現する脳神経疾患である。霊長類TSモデルを用いた本研究で、チックの発生に、大脳皮質、大脳基底核、小脳など、広範な神経ネットワークの異常同期が関わっている可能性があることが明らかになった。これらの結果は、チックの発生メカニズムの解明、ひいては治療法の探索などに役立つことが期待される。
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