研究課題/領域番号 |
16K07113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
蝉 克憲 京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (90633058)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん / エピトランスクリプトーム / エピゲノム / ヒトES細胞 / 癌 |
研究成果の概要 |
DNAメチル化修飾は、遺伝子発現制御機構として知られるエピジェネティクス機構の1つであるが、RNAも同様にメチル化を受けることが知られている。本研究課題ではRNAメチル化関連遺伝子に着目し、ノックダウンを誘導した結果、腫瘍形成能が抑制されることが明らかとなった。現在、網羅的発現解析によりスプライシングパターンの変化する遺伝子群の探索と、腫瘍形成能に関わる遺伝子群の探索を行うと共に、発がん過程に見られる代謝経路の変化に関わる遺伝子群の同定を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、スプライシングを標的とした抗がん剤に注目が集まっている。抗がん活性を持つスプライソスタチンAやブラジエノライドBが、スプライソソームの構成因子を抑制していることが明らかになるなど、がんの生存において、スプライシングが重要な役割を占めていることが明らかになりつつある。がん細胞特異的なスプライシング変化とその誘導メカニズムを明らかにすることは、新規の抗がん剤治療標的の探索にもつながると考えられる。
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