研究課題/領域番号 |
16K07152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍診断学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
松村 幸子 公益財団法人がん研究会, がん研究所 蛋白創製研究部, 特任研究員 (90414052)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 細胞外小胞 / がん / 原子間力顕微鏡 / エクソソーム / ホスファチジルセリン / 細胞外ベシクル / 基板吸着 / 癌 / 走査プローブ顕微鏡 / 分子認識 |
研究成果の概要 |
エクソソームは細胞から放出された小胞で、細胞間で情報を伝達しがんなどの疾患にも深く関わっている。エクソソームには様々な性質の小胞が含まれており、それぞれを見分け適切に評価することが、診断や治療に利用するためには必要である。そこでエクソソームが基板に吸着する現象を利用して性質を見分けることを目指して研究を始めた。その過程で、がん細胞由来のエクソソームにはホスファチジルセリンという脂質が表面に露出した小胞があり、その露出率が異なる2つのサブタイプがあることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホスファチジルセリンは通常の細胞では細胞膜の内側に存在するが、がん細胞やがん細胞由来エクソソームでは細胞膜の外側に露出し、がんの進展への寄与が示唆されている。本研究で見出した、ホスファチジルセリンの露出率が異なる2つのエクソソームサブタイプの性質や機能を明らかにすることで、がんの生物学的理解が深まるだけでなく、エクソソームをがんの診断や治療に利用する上で役立つ情報が得られることが期待される。
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