研究課題/領域番号 |
16K07162
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
松下 博和 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 分野長 (80597782)
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研究分担者 |
久米 春喜 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10272577)
中川 徹 帝京大学, 医学部, 教授 (40591730)
垣見 和宏 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80273358)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腎癌 / 遺伝子変異 / ネオ抗原 / MHC結合予測アルゴリズム / 腎がん / ネオエピトープ / MHC class I 結合予測 / T細胞 / HLA-A2 / トランスジェニックマウス / IFN-gamma / HLA-A2 トランスジェニックマウス / MHCクラスI結合予測 / HLA-A2トランスジェニックマウス / IFNg |
研究成果の概要 |
遺伝子変異由来のネオ抗原をターゲットにした腎がんの免疫療法を開発することを目的とし、5例の腎癌のエクソーム/RNAシーケンスのデータからin silicoのMHC結合予測アルゴリズムを用いて、121個のHLA-A2拘束性の候補ネオエピトープを同定した。これらのネオエピトープペプチドに対する免疫反応をまずはHLA-A2トランスジェニックマウスを用いてスクリーニングしたところ、15個のペプチドで強い反応が検出された。次に、その15個のペプチドに対するヒト正常人PBMCの免疫反応を検討した。PTEN遺伝子変異由来のネオエピトープに対して反応を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの腎がん組織からエクソーム/RNAシーケンスにより体細胞変異を同定し、MHC結合予測アルゴリズムを用いて候補ネオエピトープを同定した。そして、実際に合成したネオエピトープペプチドに対するヒト正常人PBMCの免疫反応を、人工抗原提示細胞等を利用した我々のアッセイシステムで検出可能であった。本研究を通じて、非常に頻度の低いヒト末梢血中のネオエピトープ特異的T細胞を検出することが可能な培養法とアッセイ法を確立することができ、今後、他のがんのネオエピトープの同定にも応用できる可能性が示された。
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