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Wnt依存性癌幹細胞を標的とした大腸癌肝転移治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K07174
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍治療学
研究機関大阪大学

研究代表者

呉 しん  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (00764739)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードマイクロRNA / 大腸癌 / LRP6 / KRAS / 肝転移 / wnt / microRNA / 癌幹細胞
研究成果の概要

本研究ではmicroRNAのうち、miR-487bと大腸癌転移の関連性を明らかにし、大腸癌転移治療法の開発を目的とした。miR-487bは大腸癌の予後悪化因子であること、Wntシグナル経路の受容体であるLRP6やKRASを標的とし、LRP6やKRASの下流因子の活性や大腸癌細胞の増殖や浸潤、コロニー形成を抑えたが、大腸癌に対する抗腫瘍効果は弱かった。一方、LRP6に関して解析を行った結果、LRP6はその下流因子に変異を多く認める大腸癌では、その様な変異の少ない食道癌と比べて、予後との関連は少なく、大腸癌における発現意義は見出せなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

miR-487bの新たな機能として大腸癌の増殖や浸潤、コロニー形成、WntリガンドやKRASが関与するシグナル系に関わっていることが明らかに出来たという意味で、学術的な意義は大きい。大腸癌に比べて、食道癌ではLRP6の発現が癌の悪性化に寄与していることが明らかとなった。癌の悪性化の進展は癌種や個体差など様々な原因により影響をうける。そのため、個別化医療等により患者に最適な治療を設定する必要がある。今回の結果は、この様なオーダーメイド医療において、非常に有用となるデータを提供できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] miR487bが大腸癌の転移を抑制する2018

    • 著者名/発表者名
      呉しん、波多豪、横山雄起、大石和樹、三吉範克、原口直紹、高橋秀和、畑泰司、松田宙、水島恒和、土岐祐一郎、森正樹、山本浩文
    • 学会等名
      第77回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 大腸癌におけるLRP6蛋白の免疫組織化学的検討2018

    • 著者名/発表者名
      大石和樹、横山雄起、呉しん、水島恒和、土岐祐一郎、森正樹、山本浩文
    • 学会等名
      第77回日本癌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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