研究課題/領域番号 |
16K07176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
佐古田 幸美 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30629754)
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研究分担者 |
玉田 耕治 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00615841)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | キメラ抗原受容体 / 免疫チェックポイント分子 / 免疫チェックポイント / がん傷害活性 / 免疫学 / 癌 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
本研究ではキメラ抗原受容体を発現させた遺伝子改変T細胞を利用したCAR-T細胞療法の抗腫瘍効果の増強を目的とし、がん局所においてがんに対する免疫を抑制作用を有する免疫チェックポイント分子を阻害する「scFv産生CAR-T細胞」を作製した。がん抗原としてヒトCD20を標的とする「scFv産生CAR-T細胞」を作製したところ「通常のCAR-T細胞」と比較しin vitroにおいてがんに対する傷害活性を増強した。また、in vivoマウスモデルにおいても抗腫瘍効果の増強を誘導し、がん局所における免疫抑制の阻害を介してCAR-T細胞療法の抗腫瘍効果を増強することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害機能を有するCAR-T細胞を用いることで、固形がんにおけるCAR-T細胞療法の有効性を阻むがん局所の免疫抑制システムを打開しより効果的な抗腫瘍効果を誘導することができる。また、免疫チェックポイント阻害剤の全身投与が不要でがん局所においてのみ免疫チェックポイント阻害機能が発揮されることから副作用やコスト的にも有用である。
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