研究課題/領域番号 |
16K07265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
帯田 孝之 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 准教授 (30578696)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | X線結晶構造解析 / 基本転写因子 / TFIIE / ITC / X線結晶解析 |
研究成果の概要 |
遺伝子の発現や制御は、細胞の分化や恒常性の維持など生命現象の根幹をなす重要なステップであり、その転写制御に多くの基本転写因子が関わっている。中でもTFIIEは、RNAポリメラーゼIIを中心とした転写開始複合体の形成に必須の役割を果たしている。本研究では、ヒトTFIIEの結晶構造を決定し、サブユニット・アルファとベータがどのように相互作用しているかを原子レベルの精度で明らかにした。また、その相互作用が、酵母の成育に必須であったことから、幅広い種で保存されていることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、基本転写因子TFIIEの結晶構造を原子レベルの精度で明らかにした。このことにより、基本転写因子がどのようにRNAポリメラーゼを制御しているかについて、そのメカニズムの一端を明らかにすることができた。また、基本転写因子は、古細菌からヒトまで幅広く保存されたタンパク質群であり、その詳細な構造からその機能を明らかにすることで、生物に普遍的に存在するDNAからRNAへの転写機構について、学術的に貢献できたと考えている。
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