研究課題/領域番号 |
16K07300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
秋枝 さやか 宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 准教授 (20549076)
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研究協力者 |
伊達 紫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マクロファージ / 肥満 / 脂肪細胞 / 生理活性物質 / エネルギー代謝調節 |
研究成果の概要 |
Gn/GC-Cをマクロファージ特異的に発現させたTgラットでは高脂肪食摂取によりPKG(Protein kinase G)/VSAP(Vasodilator-stimulated phosphoprotein)経路の亢進が認められ、高脂肪食を摂取しても脂肪組織へのマクロファージの浸潤や炎症性サイトカインの発現が抑制されていた。これらのことから、マクロファージのGn/GC-Cは、cGMP/PKG/VASP経路を介して炎症性サイトカインの発現を抑制し、高脂肪食による慢性炎症や肥満を抑制している可能性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者は、高脂肪食耐性ラットの内臓脂肪組織内マクロファージにおいてGn/GC-Cが高発現していることを見出した。腸管上皮においては、Gn/GC-Cは、水や電解質の調節に機能することがよく知られている。しかし、これまでマクロファージにおけるGn/GC-Cシステムの機能や肥満との関連については研究がされていなかった。本研究の成果は、マクロファージのGn/GC-Cシステムが肥満制御に機能的な意義を持つ生体制御システムであることを解明するものであり、生活習慣病予防や治療に寄与するメカニズムを解明できる可能性がある。
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