研究課題/領域番号 |
16K07334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
春田 奈美 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (70381671)
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研究協力者 |
杉本 亜砂子
内山 智尋
中條 桃江
斎藤 緩賀咲
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | γ-チューブリン複合体 / C.elegans / 微小管 / c. elegans / ガンマチューブリン / 中心体 / 細胞骨格 |
研究成果の概要 |
γ-チューブリン複合体(γTuC)は、微小管の形成鋳型として働く。γTuCの微小管形成中心への局在化と微小管形成能の獲得メカニズムを明らかにするために、線虫C.elegansの新規のγTuC構成因子であるGTAP-1, GTAP-2および少タンパク質MOZART1の役割を調べた。その結果、MOZART1と複合体コア因子GIP-1のN末端との結合が、γTuCの中心体局在化に必須であった。GTAP-1とGTAP-2は、線虫初期胚の中心体への局在化に関与するが、生殖腺膜上への局在化にはGTAP-1のみが必要であり、個々の因子が細胞の種類及び時期特異的に使い分けられていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、γ-チューブリン複合体(γTuC)構成因子間で明確な役割の差があり、微小管の形成する場所によって必要性も異なることがわかった。これは、細胞の種類と時期特異的にγTuC複合体の構成とその制御機構が異なることを強く示唆する結果であり、線虫のみならず、動物における組織特異的なγTuCによる微小管形成制御の分子基盤の理解にもつながる成果である。
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