研究課題/領域番号 |
16K07336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
水野 智亮 筑波大学, 医学医療系, 助教 (80529032)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小胞体ストレス応答 / キナーゼ / 遺伝子発現制御 / フィードバック / 小胞体ストレス / ホスファターゼ / シグナル伝達 / ストレス / 遺伝学 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
小胞体に不良タンパク質が蓄積すると、小胞体ストレス応答機構が活性化し、不良タンパク質が解消される。出芽酵母小胞体ストレス応答においてはAMPKオルソログSnf1がHog1経路・Ire1経路を負に制御している。今回我々は、Snf1制御サブユニットの発現が小胞体ストレスによって誘導されること、その誘導はIre1経路に依存していることを見出し、Snf1・Hog1経路・Ire1経路が複雑なシグナルネットワークを形成していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体ストレス応答は、小胞体に蓄積した不良タンパク質を検知し、解消する細胞恒常性維持機構である。今回我々は、出芽酵母をモデル系として小胞体ストレス応答を制御するシグナル伝達経路を解析し、複数の経路が係わるフィードバックループを見出してきた。小胞体ストレス応答の破綻は、ヒトでは神経変性疾患・糖尿病など様々な病態形成に関与している。したがって、我々の研究成果は、小胞体ストレス応答の分子メカニズムの理解、さらには小胞体ストレス応答の破綻に起因した様々な疾病に対する治療法・予防法の確立に貢献するものである。
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