研究課題/領域番号 |
16K07347
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
野田 健司 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00290908)
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研究協力者 |
荒木 保弘
ハオ フェイケ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | TORC1 / グルタミン / Rheb / Pib2 / mTOR / オートファジー / PI3P |
研究成果の概要 |
TORC1は細胞成長やオートファジーを制御する中心的な因子であり、がん細胞の増殖や寿命延長などの観点から多くの関心が寄せられているが、その制御機構は多くの解明すべき課題が残されている。本研究により1)哺乳細胞において、TORC1活性化因子Rhebがゴルジ体に局在し、リソソームに局在するTORC1を、リソソームーゴルジ体間のコンタクトサイトを介して、活性化するという新規なモデルを提唱した。2)酵母Pib2タンパク質を含む複合体がグルタミンと直接結合することで、TORC1の活性化を担うことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TORC1は細胞成長の中心的な制御因子であり、がんや免疫をはじめ、多くの疾病に深く関与することより、多くの関心が寄せられている。今回、主に2つのTORC1の制御機構を明らかにすることに成功した。本研究に基づき、TORC1の制御機構についての理解が進展したことと同時に、将来的にTORC1関連疾病を克服することを目指した、創薬等の研究においての分子標的因子を新たに提案することができた。
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