研究課題
基盤研究(C)
幼若ニューロンのアピカル突起によって神経幹細胞の分化が制御されていることを見出し、突起の保持時間によって、一定時間におけるニューロンの産生数が調節されていることを明らかにした。さらに、このしくみの脳の組織構築における意義を検討するため、マウスの大脳皮質構築にはたす役割を調べた。その結果、大脳皮質の各層の適切な厚みはアピカル突起の保持時間によって調節されていることを明らかにし、雑誌Cerebral Cortex誌に発表した。保持時間を調節するしくみについては明らかにできなかったが、皮質以外の脳組織構築について検討を継続している。
ニューロン産生量の時間的調節機構について、およびそれが大脳皮質織構築にはたす役割について初めて明らかにした。皮質構築異常は、多くの先天性脳疾患、精神疾患等で報告されており、これらの疾患の病因・病態解明、治療法の開発に寄与する可能性がある。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 3件、 招待講演 4件)
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