研究課題
基盤研究(C)
プラナリアは高い再生能力を有する。過去の研究結果から、線維芽細胞増殖因子(FGF)シグナルがプラナリアの頭部再生に働くことが示唆された。申請者は、アフリカツメガエル胚を活用してアッセイ系を構築し、プラナリアFGF(DjFGF)がプラナリアFGF受容体(DjFGFRs)および偽FGF受容体(NOU-DARAKE(NDK)ファミリー)のIgドメインに結合できるかどうかを調べた。その結果、DjFGFは、特定のNDKファミリーのIgドメインに結合できることがわかった。
今回の研究成果により、プラナリアは、nou-darakeを代表とする偽FGF受容体遺伝子をそのゲノムに複数個獲得することによって、FGF活性調節の多様性を生み出すという脊椎動物とは異なる非常にユニークなゲノム戦略を進化の過程で獲得したことが考えられた。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件)
Development Growth & Differentiation
巻: 60 号: 1 ページ: 76-81
10.1111/dgd.12413
Developmental Biology
巻: 433 号: 2 ページ: 404-415
10.1016/j.ydbio.2017.08.012