研究課題/領域番号 |
16K07388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
金原 和江 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, その他(客員准教授) (30587746)
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研究分担者 |
岩佐 達郎 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 名誉教授 (00133926)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 小胞体ストレス / Gタンパク質 / 脂質シグナリング / シロイヌナズナ / 小胞体ストレス応答 / 三量体Gタンパク複合体 / Gβサブユニット / 小胞体 / シグナル伝達 / オルガネラ |
研究成果の概要 |
細胞は様々なストレスに晒されながら、その恒常性を維持し生命の営みを休むことなく続けている。近年の研究により、気温の上昇や塩濃度などの変化によってもたらされる環境ストレスの影響が、植物の細胞レベル特に細胞内小器官のひとつである小胞体レベルで明らかになりつつある。 本研究では、高等植物の小胞体ストレス応答を可視化できる形質転換植物の構築に成功するとともに、脂肪酸不飽和化酵素の一つが小胞体ストレス耐性に重要であることを明らかにした。これらの成果を2報の原著論文として英文の国際誌に報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質の品質管理に焦点をあてた小胞体ストレス応答の分子メカニズムは、主に動物細胞を用いた研究からその全容が明らかになりつつあるが、高等植物における知見は未だ限られてる。本研究で得られた成果は、植物の小胞体ストレス応答における理解を通じて、高ストレス耐性植物の分子育種に新たな方法を提示し植物バイオマスの増産に貢献する方法論を拓く可能性があるため、生物学的意義だけでなく、農産業的にも極めて意義深い。
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