研究課題/領域番号 |
16K07435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
阿部 秀樹 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (90396804)
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研究協力者 |
野口 能寿
河南 遙香
木山 純平
大崎 真穂
梶浦 真司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 神経ペプチド / 開口放出 / イメージング / 神経修飾 / ペプチド放出 / トランスジェニックメダカ / 神経修飾ペプチド / ペプチド / Ca2+ |
研究成果の概要 |
終神経GnRH3ペプチド神経系をモデルとして、単一ペプチドニューロンの開口放出動態と感覚神経回路修飾を解析した。その結果、①単一ペプチドニューロン内で細胞内Ca2+上昇機構に局在がみられ、細胞体・神経突起ではL型Ca2+チャネル、遠位神経突起ではN型Ca2+チャネルを介したを介したCa2+流入が開口放出に主要な寄与をしていることが示唆された。②GnRH3ニューロン特異的に開口放出センサー、シナプトフルオリンを発現するトランスジェニックメダカ系統を樹立し、脳内GnRH3ニューロンからの開口放出の可視化に成功した。③全身性投与によって視運動性眼振に対するGnRHの急性修飾作用が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単一ニューロンレベルでの動態が不明であった神経ペプチドの開口放出を、蛍光タンパク質による開口放出センサーを遺伝子導入したトランスジェニックメダカを作成することで、in vitro/ invivo で計測可能とした。これによって脳内におけるペプチド放出動態とその制御機構を解明するための基盤を作り出した。他のペプチドニューロンでも神経ペプチドの放出が神経突起のみならず細胞体からも直接生じることを実測することができ、これらの細胞内領域による放出動態制御は他の神経ペプチド産生ニューロンでもその存在が推測されており、ペプチドニューロンに共通した放出制御機構を探るツールとなる可能性がある。
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