研究課題/領域番号 |
16K07442
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 神戸大学 (2018) 兵庫県立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岡田 龍一 神戸大学, 理学研究科, 学術研究員 (20423006)
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研究分担者 |
佐倉 緑 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (60421989)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ナビゲーション / 偏光 / 時間補償 / ミツバチ / 中心複合体 / 空間認識 / 脳 / 昆虫 / 神経回路 / GABA / 神経行動 |
研究成果の概要 |
偏光知覚によるナビゲーションの中枢と目されている脳内にある中心複合体の神経生理実験および組織学的研究を行った。その結果、ミツバチの中心複合体内に偏光に応答するニューロンが存在することがみつかった。また、中心複合体内におけるGABA介在性シナプスにかかわる受容体のタイプ別の局在を調べた。その結果、イオン型GABA受容体は存在する一方、代謝型GABA受容体はほとんど存在しない可能性があり、中心複合体の抑制性情報処理はイオン型受容体が優性であることが強く推測される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、初めて、ミツバチの中心複合体に特定のe-ベクトルにだけ応答する偏光ニューロンが存在することがわかった。このことは、ナビゲーションにおける方向検出の脳機構解明へつながる大きな一歩になると期待される。また、中心複合体ではイオン型GABA受容体の優位性が見つかったことで、中心複合体の情報処理機構の理解のみならず、イオン型GABA受容体による情報処理の動物種を超えた共通機構が明らかになる可能性がある。
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