研究課題/領域番号 |
16K07545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 明治薬科大学 (2017-2019) 東京医科大学 (2016) |
研究代表者 |
駒田 陽子 明治薬科大学, 薬学部, 准教授 (40451380)
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研究分担者 |
岡島 義 東京家政大学, 人文学部, 期限付准教授 (50509867)
高江洲 義和 杏林大学, 医学部, 講師 (90421015)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会的ジェットラグ / 概日リズム / 睡眠負債 / クロノタイプ / 健康 / social jetlag / 睡眠 / 時間生物学 / 生産性 / 日中機能 / プレゼンティズム / absenteeism / presenteeism / 心身健康 |
研究成果の概要 |
わが国におけるsocial jetlagの実態を把握すること、social jetlagが欠勤や体調不良にともなう能率低下(アブセンティズムとプレゼンティズム)に及ぼす影響を検討することを目的として1万人を対象としたインターネット調査を実施した。日本におけるsocial jetlagの平均は55分で、1時間以上の者の割合は40%であった。年齢が若いほどsocial jetlagは大きく、20代では61%、30代では53%が1時間以上のsocial jetlagを示した。また、クロノタイプ自体ではなくsocial jetlagが仕事の生産性に関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠負債や睡眠の問題がもたらす経済損失は、日本ではGDP比で2.92%にのぼると試算されている。睡眠負債を補うための週末のいわゆる寝だめは日常的にみられる対処法であるが、social jetlagという新たな問題を引き起こす。Social jetlagは2006年に提唱された概念で、個人のもつ体内時計と勤務スケジュールなど社会要因によって規定される社会的時計の不一致によって生ずる睡眠時間帯のずれを指す。概日リズム変調による心身健康被害の発現が懸念されるが、日本ではこれまで系統的研究は行われていなかった。本研究では、social jetlagの現状と日中機能への悪影響を明らかにした。
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