研究課題/領域番号 |
16K07584
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
星野 洋一郎 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (50301875)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ハスカップ / 倍数性 / 二倍体 / 園芸学 / 植物 / 育種学 |
研究成果の概要 |
ハスカップはスイカズラ科の小果樹で、ブルーベリーに似た果実をつける。北海道にはハスカップの野生遺伝資源が広く分布し、二倍体(染色体数18本)と四倍体(染色体数36本)が分布している。二倍体は、北海道東部に局在していることを報告してきた。ハスカップの栽培には四倍体が用いられている。四倍体をもとに、果実の大型化を目的に高次倍数体の作出を行なったが、果実サイズと倍数体に顕著な関係性を見出すことができなかった。育成した高次倍数体はそれぞれ遺伝子型が異なることがその要因であると考え、本研究では、同一ゲノムを重複させた同質遺伝子倍数体の育成方法を開発し、ハスカップの倍数性育種の新たな基盤構築を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハスカップの効果的な育種手法として、倍数性育種に着目した。倍数性育種がハスカップの形質に及ぼす影響に関する知見を蓄積するために、同一のゲノムを重複させたハスカップの倍数体作出手法を考案した。現在、ハスカップの栽培に用いられているのは4倍体である。本研究では、ハスカップの野生遺伝資源の2倍体の育種素材の可能性にも焦点を当て、倍数体作出の材料に用いることで、今後の倍数性育種の基盤構築に資する新たな知見を提示した。
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