研究課題/領域番号 |
16K07608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
島田 武彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, ユニット長 (10355399)
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研究分担者 |
遠藤 朋子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 上級研究員 (50355400)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 多胚性 / カンキツ / アポミクシス / 単胚性 / MITE / トランスポゾン / アレル / 多胚 / マーカー / 園芸学 |
研究成果の概要 |
カンキツ類には種子中に種子親と同一のゲノムを持つ体細胞胚を形成する多胚性がみられる。CitRKD1は多胚性の制御遺伝子座上にあり、MITE型トランスポゾンが挿入された多胚性アレルと挿入のない単胚性アレルの2種類に分類される。多胚性のアレルを持つカンキツ類ではCitRKD1の転写物が検出でき、CitRKD1の転写が抑制された遺伝子組換えオレンジでは単胚様の種子が形成された。播種後の生育個体はオレンジと異なる遺伝子型を示したことからCitRKD1が原因遺伝子であり、 CitRKD1遺伝子の上流に挿入されたMITE型のトランスポゾンがCitRKD1の転写制御に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンキツでは交雑育種法により新品種の開発が進められている。多胚性の個体を種子親に用いると、得られる実生個体のほとんどが種子親と同一のゲノムを持つクローン個体となり、交雑個体の獲得が極めて困難となる。多胚性は交雑組み合わせを限定する要因となっていることから、カンキツの育種を効率的に進めるためには、多胚性の原因遺伝子を解明し、芽生えの段階で胚性を識別可能なDNAマーカーの開発が求められている。
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