研究課題/領域番号 |
16K07616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
川崎 健 広島大学, 先端物質科学研究科, 助教 (00510299)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | バクテリオファージ / 植物病原菌 / 青枯病菌 / 分子生物学 / ファージ / 植物病理学 / 微生物 |
研究成果の概要 |
青枯病菌は重要な農作物を多数含む50科200種以上の植物に感染し被害を与える土壌伝染性の植物病原細菌である。この病原菌は雨水等によって容易に拡散してしまう上、長期に渡って土壌に潜伏するため対策が困難である。 溶原性ファージの感染/溶原化が宿主の性質に影響を与える例が報告されている。以前私たちのグループは青枯病菌において繊維状ファージの感染による病原性の増強を報告した。このファージについて宿主への影響を調べた。 また、このファージを利用したプラスミドは、極めて安定に宿主に保持され、有用である。しかしながら、そのコピー数はわずか1コピーであり、遺伝子の多量発現には向いていない。その改良を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青枯病菌は重要な農作物を多数含む200種以上の植物に感染し被害を与える土壌伝染性の植物病原細菌である。この青枯病菌と密接に関わるRSSタイプファージは、感染後の宿主の病原性に変化を与える。今回この現象について解析することで、青枯病菌の病原性について理解を深めることができた。 また、このRSSタイプファージから極めて安定なプラスミドを作成することができる。このプラスミドはその安定性から非常に有用であり、すでに世界6カ国へ提供しているが低コピー数という問題があった。今回はこのプラスミドを多コピー化することに成功し、これにより遺伝子の多量発現に向いたツールを提供できた。
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