研究課題/領域番号 |
16K07617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
市村 和也 香川大学, 農学部, 教授 (70321726)
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研究協力者 |
小坂 沙波
村尾 あゆみ
大路 美咲
枝木 美樹
北村 理人
新里 剛一
佐藤 幹也
田口 義人
吉岡 博文
秋光 和也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | エフェクター / 青枯病菌 / ベンサミアナタバコ / 細胞死 / MAPキナーゼ経路 / 感染生理 / 過敏感細胞死 / 植物 / 植物病原細菌 / シグナル伝達 / 細菌 |
研究成果の概要 |
本研究では、MEK2の構成的活性化(MEK2DD)によるHR様細胞死を抑制する青枯病菌エフェクターを探索し、clone 42を同定した。clone 42の発現はクロロシスを誘導し、宿主の防御関連遺伝子の発現を増加させた。ベンサミアナタバコ葉におけるclone 42を発現するアグロバクテリウムの菌数を解析した結果、GFPを発現する対照と比較して優位な菌数の低下が見られた。よってclone 42 は、宿主に認識される可能性が示唆された。以上より、clone42によるHR様細胞死抑制は、clone42の宿主認識により、MEK2DDを発現するアグロバクテリウムの感染効率低下に起因すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青枯病菌はナス科作物を含む200種類以上の植物に感染し、学術誌による投票では第2位の重要植物病原細菌であるにもかかわらず、病原性因子であるエフェクターの機能解析は他の植物病細菌と比較して報告例が少ない。本研究では、青枯病菌エフェクターの一つであるclone42が、タバコ属のモデル植物ベンサミアナタバコによって認識されることが示された。今後、本エフェクターの認識機構や病原性機能の解明につながる研究の出発点となり得る点は、学術的に意義がある。また、本エフェクターを認識する抵抗性遺伝子が同定された場合は、タバコ属植物の抵抗性強化に役立つ育種材料となり得る点は、社会的にも意義があると言える。
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