研究課題/領域番号 |
16K07677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
吉宗 一晃 日本大学, 生産工学部, 教授 (50325700)
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研究協力者 |
後藤 勝
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 耐塩性酵素 / グルタミナーゼ / 耐塩性 / 部位特異的変異 / 耐塩化機構 / 結晶構造解析 / 立体構造解析 / 酵素 |
研究成果の概要 |
耐塩性グルタミナーゼは4.3 M NaCl添加によって活性中心近傍の構造が変化する。一方、この相同酵素である食塩感受性グルタミナーゼはNaCl添加によって構造変化しない。この構造変化と耐塩化機構の関係を明らかにするために、構造変化する領域に部位特異的変異を導入した。この変異型酵素は耐塩性が低下していたことから、この構造変化と耐塩化機構の相関を示唆できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酵素は室温で作用する副産物の少ない触媒であり、食品工業やファインケミカル業界で用いられている。一般的に酵素は高濃度の塩存在下で活性を失うため、食品に含まれる食塩や生産効率を上げるために高濃度に添加した基質によって活性を失ってしまう。このため一般的な酵素に高濃度の塩環境でも活性を失わない耐塩性を付与する技術は、酵素の新しい可能性を広げることが期待される。酵素の新しい耐塩化機構を提案する本研究の成果は酵素に耐塩性を付与する技術の開発に貢献する。
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