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小孔形成レクチンを基盤とした細胞傷害能を有する新規機能性分子の構築

研究課題

研究課題/領域番号 16K07685
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用生物化学
研究機関茨城大学

研究代表者

上妻 由章  茨城大学, 農学部, 教授 (10284556)

研究分担者 中島 崇  九州大学, 農学研究院, 助教 (20380553)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード小孔形成レクチン / ガン細胞傷害 / 蛋白質 / レクチン / ガン / 蛋白質工学
研究成果の概要

本研究は、小孔形成レクチンであるCEL-IIIを利用して活性制御が可能な新規細胞傷害性機能性分子の創出を目的に研究を行った。活性制御のために2つのCys残基を導入した6種のCEL-III変異体のうち、変異体E331C/S350Cのみが、還元剤非存在下で溶血活性を発揮せず、還元剤存在化で溶血活性を回復した。そこで、この変異体のガン化細胞に対する活性を調査したところ、K562細胞およびMOLT-4細胞に対してGSH存在下でのみ、その増殖を有意に抑制した。一方、ファージディスプレイ法により、ガン化細胞特異的に結合すると考えられるCEL-IIIの糖結合ドメインCRD1変異体についても得ることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、小孔形成レクチンCEL-IIIのE331とS350にCys残基を導入することで細胞等に対する活性を還元剤によって制御することが可能になり、ファージディスプレイ法を用いて得られたガン化細胞特異的に結合するCRD変異体の糖結合部位の配列を上記のCEL-IIIに組み込むことによって、還元剤による活性制御が可能な新規ガン化細胞傷害機能性分子の構築が可能になり、ガン細胞除去などのためのツールとしての応用が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 小孔形成レクチンを用いた新規細胞傷害性機能分子の構築に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      榎本野乃花、孫コウ、上妻由章、中島崇
    • 学会等名
      第19回日本蛋白質科学会年会 第71回日本細胞生物学会大会 合同年次大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 小孔形成レクチンCEL-IIIの活性制御機構の導入に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      榎本野乃花、上妻由章
    • 学会等名
      第18回日本蛋白質科学会年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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