研究課題/領域番号 |
16K07694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
湯川 格史 広島大学, 先端物質科学研究科, 特任助教 (50403605)
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研究協力者 |
登田 隆
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 染色体分配 / 紡錘体 / 微小管 / キネシンモーター / 5型キネシン / 14型キネシン / 微小管ポリメラーゼ / 有糸分裂 / 5型キネシン / 14型キネシン / 6型キネシン / キネシン / 分裂酵母 |
研究成果の概要 |
これまで、染色体の分配装置として働く紡錘体微小管の形成には微小管モーター蛋白質である5型キネシンの働きが必須であると考えられてきた。しかしながら、申請者らは別のキネシンファミリーに属する14型キネシンを5型キネシンと同時欠損させた分裂酵母が紡錘体を形成維持できることを発見した。そこで、本研究では、5型キネシンモーター蛋白質に依存しない新たな紡錘体形成機構に働く因子の探索を試みた。その結果、微小管ポリメラーゼを含む数種の因子が5型キネシンの代わりに紡錘体形成に働くことを初めて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により同定に成功した新規紡錘体形成因子はいずれも酵母からヒトまで進化上高度に保存されていることから、高等生物においても類似した紡錘体形成機構が存在すると考えられる。また、これらの新規紡錘体形成因子を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑えることができると考えられ、副作用の少ないがん治療薬の開発に繋がることが期待される。
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