研究課題/領域番号 |
16K07754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
沼田 靖 日本大学, 工学部, 教授 (10218266)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ラマン分光 / 不飽和脂肪酸 / 異性化反応 / 定量分析 / ラマンスペクトル / 脂肪酸 / ラマン分光法 / 多変量解析 / 光異性化 / トランス脂肪酸 |
研究成果の概要 |
不飽和脂肪酸はシス脂肪酸とトランス脂肪酸に分類される。 天然に存在する不飽和脂肪酸はほとんどcis 体であるが,シス体からトランス体が生成されることがある。このトランス脂肪酸は,動脈硬化をはじめとする様々な疾患を引き起こすといった人体への悪影響がある。そこで,本研究ではラマン分光法による不飽和脂肪酸のその場定量分析を行う方法を開発し,熱による異性化反応メカニズムの解明を行うことを目的とした。その結果,オレイン酸とエライジン酸の同時定量する方法を確立できたが温度を上げてもトランス体のピークを検出することができず熱異性化の反応機構を解明するところまでは至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トランス脂肪酸は成人病の原因 となる物質と言われており,2023年までに全廃することが勧告されている。そのため,迅速な分析方法が必要となるが,これまでの方法ではその場定量が困難であった。そこで本研究では不飽和脂肪酸のシス体とトランス体の定量分析方法として,ラマン分光法を用いた。その結果,スペクトルを二階微分し,統計学的方法である多成分分析を用いることにより,精度良く同時定量することができた。
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