研究課題/領域番号 |
16K07758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
角川 幸治 広島工業大学, 生命学部, 教授 (60441507)
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研究分担者 |
田中 武 広島工業大学, 工学部, 教授 (10197444)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 応用微生物学 / 食品加工 / 非加熱殺菌 / プラズマ処理 / プラズマベースイオン注入法 / 耐熱性芽胞 / 殺菌 / 自己点弧プラズマ / プラズマシミュレーション / プラズマ / 食品 / 芽胞菌 |
研究成果の概要 |
Geobacillus stearothermophilus 及びClostridium botulinumを用いて、PBII法による殺菌条件の最適化を行った。殺菌条件を最適化することで、それぞれ6D、3Dの殺菌効果を得ることが出来た。 更に、食品の殺菌に最適なプラズマ生成法及び制御法の検討を行った。バーストプラズマと負の高圧パルス電圧を用いてプラズマを生成した。その結果、ガスの選択により、イオン種を決定し、バーストプラズマ用電源電圧の増加、及び高圧パルス電圧の増加によりシース内イオン密度が増加し、プラズマ中のイオン密度の高いプラズマの生成が示唆され、食品用殺菌装置の改良に向けた知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は、80℃以下の温度帯で耐熱性芽胞菌に対して6Dの殺菌効果が得られることを示し、また、ガス種の違いにより、芽胞細胞壁へ与える影響が異なることを明らかにしたことにある。更に、食品殺菌に有用なガス種の一つとして酸素ガスを見出し、バーストプラズマと負の高圧パルス電圧を適切に組み合わせ、プラズマ中のイオン密度と速度を制御し、食品の殺菌を可能にした点にある。 次に、非加熱殺菌手法を用いて耐熱性芽胞菌の殺菌が可能である事を示し、更に、一般的な酸素ガスを利用し、通常のプラズマチャンバーで動作できる高圧パルス電圧を用いて食品の殺菌が可能である事を示した点に社会的意義がある。
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