研究課題/領域番号 |
16K07763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 福岡県工業技術センター |
研究代表者 |
木村 太郎 福岡県工業技術センター, 化学繊維研究所, 専門研究員 (40416491)
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研究分担者 |
浦川 稔寛 福岡県工業技術センター, 化学繊維研究所, 専門研究員 (70416527)
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研究協力者 |
塚崎 守啓
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | エチレン / ヒドロキシラジカル / 電解質膜 / 青果物保存 / 食品貯蔵 / 電気分解 |
研究成果の概要 |
我々は、従来とは全く異なる新規なエチレン分解技術を発見し、その実用化を目指している。これは、「電解素子」を用いるものであり小型で軽量なエチレン分解装置を作ることが期待される。本研究では「電解素子」を構成する電極や電解質膜、触媒について検討を行い低コストかつ高効率なシステムの構築を行うための基礎データを取得した。また、実際の青果物が放出するエチレンの分解を実施し、青果物の鮮度保持に及ぼす影響についても検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、国内農業を取り巻く情勢が大きく変化する中、海外の富裕層をターゲットとした高級青果物の輸出が試みられている。海外輸出において鮮度保持および高収益化の観点から輸送中のエチレン除去が重要な課題の一つとされている。エチレンは青果物の成熟を促す植物ホルモンであり、農作物の保存や輸送の際に鮮度を落とし、商品価値を下げるためである。しかしながら、従来のエチレン分解装置は大型で輸送コンテナへの応用は困難であった。本研究によりコンパクトで小回りの利く新規エチレン分解装置を開発することが出来れば、今後ますます重要となる国産農作物の海外輸出を強力にサポートする手段となることが期待される。
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