研究課題/領域番号 |
16K07790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
小長谷 賢一 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所 森林バイオ研究センター, 主任研究員 等 (30582762)
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研究分担者 |
谷口 亨 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所 林木育種センター, 主任研究員 等 (00360470)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 雄性不稔 / VIGS / 花粉症 / ジーンサイレンシング / PTGS / リンゴ小球形潜在ウイルス / スギ / エピジェネティクス / NPBT |
研究成果の概要 |
本研究では遺伝子の運搬体(ベクター)としてリンゴ小球形潜在ウイルス(ALSV)を用い、スギへ接種することで遺伝子組換えすることなく形質を改変できる実験系の開発を目的とした。ALSVベクターを用いて効率的に遺伝子の発現を抑制することに成功した。また、雄花特異的に発現する遺伝子を単離し、本法を用いてこれら遺伝子の発現を抑制することで、スギを迅速に無花粉化させる技術を確立し、花粉形成に関与する遺伝子の同定に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルスベクターは農作物やモデル植物においては基本的な実験ツールとして利用されているが、本研究により針葉樹におけるウイルスベクターの利用が世界で初めて可能となったことから、遺伝子の機能解析等、針葉樹の基礎研究分野への波及効果が期待できる。また、本研究で得られた花粉形成に関与する遺伝子情報は、今後ゲノム編集等の新たな育種技術における標的遺伝子として利用可能であり、育種素材作出へ向けた応用展開が期待できる。
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