研究課題/領域番号 |
16K07805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
稲垣 哲也 名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (70612878)
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研究分担者 |
土川 覚 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30227417)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 木材 / 光散乱 / 空間分解分光法 / 時間分解分光法 / TFDRS / 蛍光寿命測定 / 近赤外分光法 / 木質科学 / 材質・物性 / 吸収・散乱特性 / 蛍光 |
研究成果の概要 |
近赤外光による木材の品質評価手法に関する研究を行った。これまで木材中での光の散乱については不明な点が多かったが、時間分解分光法・空間分解分光法やシミュレーションを用いることで、木材内部(細胞壁レベル)での光の散乱特性を把握した。また密度や含水率が光の散乱に及ぼす影響を詳細に調べた。これらの情報をもとに、安価・小型な密度計測装置を試作し、十分な精度で密度予測が可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで近赤外分光法では、複雑な統計処理に依存してブラックボックス的に木材の品質を推定してきたため、得られた結果の分光学的・物理学的解釈が曖昧となりこれが普及・一般化の律速となってきた。本研究成果により、「分光学的・物理学的に曖昧さのない」・安価・小型の木材材質評価装置の開発が可能となった。さらなる研究により、現場での使用が可能な装置開発が可能となる。
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