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セルロースを用いた高イオン伝導性アニオン交換膜の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K07816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 木質科学
研究機関地方独立行政法人青森県産業技術センター

研究代表者

葛西 裕  地方独立行政法人青森県産業技術センター, 工業部門, 研究管理員 (50523502)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード高分子電解質 / セルロース / 燃料電池 / イオン伝導 / セルロースナノファイバー
研究成果の概要

セルロースは容易に置換基を導入することが可能であり、またメタノールとの親和性が低いことからセルロースにアニオン交換基を導入し成膜できれば、アニオン交換膜形燃料電池用の電解質膜として利用可能であると考えられる。本研究では、四級アンモニウム化セルロースとセルロースナノファイバーとの複合電解質膜を作製し、その特性を評価した。この電解質膜は含水状態での膜面方向の寸法安定性が高く、イオン伝導性を有することを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの燃料電池用電解質膜の研究対象は石油由来の合成高分子がほとんどであった。セルロースは自然界に最も多量に存在する天然高分子であり、人体に無害で生分解性であるという特徴を有している。再生可能資源であり環境負荷の低いセルロースを燃料電池用電解質膜のような機能性材料として利用することは環境面でのメリットがあり、脱石油にも貢献可能である。本研究により、セルロースを燃料電池用電解質膜として利用する際の基礎的な知見を得ることができた。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 四級アンモニウム化セルロース/バクテリアセルロース複合電解質膜の特性評価2019

    • 著者名/発表者名
      葛西裕、岡山透、官国清、阿布里提
    • 学会等名
      第69回日本木材学会大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 四級アンモニウム化セルロース架橋膜の作製と特性評価2018

    • 著者名/発表者名
      葛西裕、岡山透、官国清、阿布里提
    • 学会等名
      第68回日本木材学会大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] セルロースナノファイバーによるスルホエチルセルロース電解質膜の複合効果2017

    • 著者名/発表者名
      葛西裕、岡山透、官国清、阿布里提
    • 学会等名
      第67回日本木材学会大会
    • 発表場所
      九州大学(福岡県福岡市)
    • 年月日
      2017-03-17
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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