研究課題/領域番号 |
16K07819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
小沼 ルミ 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第二部バイオ応用技術グループ, 主任研究員 (90463075)
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研究分担者 |
大村 和香子 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (00343806)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シロアリ / 木材腐朽菌 / MVOC / 触角電位図 |
研究成果の概要 |
一部のMVOC成分はホルモン(同一個体内において機能するもの)あるいはフェロモン(異個体もしくは異種生物間において機能するもの)としての機能を付与されるなど、MVOCの中には情報伝達(コミュニケーション)の手段として重要な役割を担うものが存在する。 本研究では、木材腐朽菌由来のMVOCがシロアリを誘引または忌避行動を誘発するのを明らかにするため、14種類のMVOC成分に着目について、イエシロアリおよびヤマトシロアリを用いたバイオアッセイを実施した。その結果、シロアリを誘引または忌避行動を誘発するMVOC成分を明らかにした。また、当該成分に対するシロアリの触角電位応答を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建物等施工後のシロアリ防除方法としては薬剤散布が一般的であるが、人体および周辺環境への影響が懸念されることから、近年、ベイトシステム(毒餌駆除法)が注目されている。シロアリを効率よく駆除するためには比較的広範囲のシロアリを強力に誘引することが必要となるが、現在行われているベイトシステムでは餌として単純に木材を用いているのみでシロアリの誘引効果が低いことが現状である。本研究を遂行することにより、シロアリ誘引効果の高い化合物が明らかになれば、効率のよいシロアリ誘引駆除剤の開発につながる。
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