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水温に依存する魚類の生体防御機構におけるインタ-フェロンの役割

研究課題

研究課題/領域番号 16K07841
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 水圏生産科学
研究機関三重大学

研究代表者

一色 正  三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (30378319)

研究協力者 鈴木 悠太郎  
中島 智優  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード水産学 / 魚病 / 免疫 / インタ-フェロン
研究成果の概要

本研究では,インタ-フェロン(IFN)の発現を誘導するポリイノシンポリシチジル酸,あるいは我々が構築したリコンビナントIFN(rIFN)ベクタ-を接種したヒラメにおける免疫関連遺伝子群の発現動態を解析し,IFNが関与する生体防御機能に及ぼす水温の影響を検討した。その結果,ヒラメのIFNに関わる水温依存性は,IFN自体の発現機構に対してよりもむしろIFNの免疫関連因子誘導機構に対して機能している可能性があると考えられた。また,構築したrIFNベクタ-はヒラメの免疫機構の解明に有用であると思われる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,魚類の自然免疫系における水温依存性をIFNの機能に着目して明らかにしたものである。一般に魚類の免疫系のうち,水温の影響を受けやすいのは獲得免疫系であると考えられてきたが,本研究によって自然免疫系も水温の影響を受けることが示された。魚類の水温依存性免疫の制御機構を明らかにするためには,免疫系の総合的な解析が必要であることが強く示唆される。本研究成果は,徐々に情報が集積しつつある魚類の免疫応答機構をより詳細に解析する手掛かりになるものと思われる。また,本研究において構築されたrIFNベクタ-は,ヒラメの免疫機構を研究するためのツ-ルとしての有用性が高いと思われる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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