研究課題/領域番号 |
16K07960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
岩崎 浩一 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (90232652)
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研究協力者 |
末吉 武志
丹野 美咲
福田 美緒
山田 あかり
丸中 啓士良
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | マルチ栽培 / 甘藷でん粉粕 / 生分解性 / 生育環境 / マルチシート / 甘藷デンプン粕 / 分解特性 / 地温 / 畑作用マルチシート |
研究成果の概要 |
甘藷でん粉製造時に発生する粕を新聞紙と混合して生分解性マルチシートを作成し,作物栽培に利用するための研究を行った.平成28年度に購入したシートマシンにより規定の配合のマルチシートを作成し,定温状態での室内実験ならびにほ場土壌に埋設した状態での分解特性を測定した.その結果,原料の配合としては,デンプン粕40%が適当であることを明らかにした.次に,試作マルチシート(25cm角)を貼り合わせたシートをほ場に敷設し,コマツナを栽培して生育や収量に与える影響を検討した.その結果,試作シートは,木炭を添加して色を濃くすることで,慣行マルチと同程度の作物収量を得られる事を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、鹿児島県の未利用資源である甘藷でん粉粕を有効利用し、かつポリエチレンマルチが抱える問題を解決するため、生分解性マルチシートを開発することを目的として行った.得られた成果は,原料パルプ(新聞古紙)に対して40%程度のデンプン粕を配合することで,慣行マルチと同程度の性能を有することを明らかにしたものである.また,配合割合を変化させると,分解期間が変化するという特性を活かせば,作物の生育期間に合わせて分解期間を変化させた生分解性マルチが製造可能であるという知見が得られた. これにより,未利用資源の有効利用と石油由来製品利用の削減に貢献する成果が得られたということができる.
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