研究課題/領域番号 |
16K07987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
井上 直子 名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (90377789)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | キスペプチン / ATP / プリン受容体 / キスペプチンニューロン / プリン作動性神経 / 黄体形成ホルモン / 排卵 / 排卵中枢 / キスペプチン分泌 / P2X2受容体 / 神経科学 / 応用動物 / 組織 / 生殖内分泌 |
研究成果の概要 |
本研究は、哺乳類の排卵中枢である視索前野/前腹側室周囲核キスペプチンニューロンに上位から入力する神経経路を同定し、視索前野/前腹側室周囲核キスペプチンニューロンを活性化させるメカニズムを明らかにすることにより、排卵制御の新たな神経機構を解明することを目的とした。 本研究により、脳内で神経伝達物質として働くATPが前腹側室周囲核キスペプチンニューロンのプリン受容体に直接作用して性腺刺激ホルモン放出ホルモン/黄体形成ホルモンのサージ状分泌を誘起することが明らかとなり、哺乳類において排卵中枢制御を仲介する新たなシグナルとして、ATP-プリン受容体の重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、脳内で神経伝達物質として働くATPが、視床下部前方に存在する排卵中枢キスペプチンニューロンのプリン受容体に直接作用して性腺刺激ホルモン放出ホルモン/黄体形成ホルモンのサージ状分泌を誘起し排卵を誘起することが明らかとなった。キスペプチンニューロンは、種を越えて性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌を促進し排卵を制御する生殖中枢であることから、本研究成果は、家畜における排卵障害やヒトの生殖障害のメカニズムの解明、新規な治療法の開発に資するものである。
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