研究課題/領域番号 |
16K08015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
渡辺 孝康 日本大学, 歯学部, 助教 (70725514)
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研究分担者 |
関崎 勉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (70355163)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カンピロバクター / 食中毒 / メタゲノム解析 / 16S rRNA遺伝子 / Nested PCR / 定量的PCR |
研究成果の概要 |
国内養鶏場において、鶏の盲腸便試料および送風機、給水機など飼育環境のスワブ拭き取り試料から、腸内細菌叢の細菌構成が鶏の成育段階に沿って、週齢依存的に変化していることが示された。一方、カンピロバクターは週齢によって検出率が異なっていた。よって、前述のような細菌叢の構成変化が、カンピロバクターの定着に影響を与えている可能性が示唆された。特に、カンピロバクターの検出の有無によって試料を陽性群と陰性群に2分したとき、両群の間で有意に相対比率に差のあった細菌群が、細菌叢の構成変化に関与していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンピロバクターの定着率に変化のある成育段階を推定し、定着を防止するための具体的な方策の考案に生かすことができる。また、細菌叢において特定の細菌群の定着の阻害もしくは促進を通じ、カンピロバクターの定着に変化を与えることが可能となれば、食肉処理より上流となる養鶏場の段階でカンピロバクターの汚染防除を達成し、食中毒リスクの大幅な低減に繋がると期待される。
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