研究課題/領域番号 |
16K08024
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
橋口 周平 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (40295275)
|
研究分担者 |
村上 明一 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00733635)
岩野 英知 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (60382488)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | ワクチン / バクテリオファージ / ファージディスプレイ / ペプチドワクチン / スギ花粉症 / ファージ療法 / アジュバント / ミモトープ / M13 / ファージ |
研究成果の概要 |
M13ファージ表面に、スギ花粉アレルゲンCry j 1のB細胞エピトープを提示させた粒子をワクチンとしてマウスに免疫したところ、スギ花粉感作マウスにおいてアレルギー症状の緩和が認められた。ファージワクチン接種によるIgE抗体価への影響は認められなかった。M13ファージを骨髄由来マクロファージあるいは骨髄由来樹状細胞と共培養した結果、炎症性サイトカインの産生を伴わないマクロファージへの明確な取り込みが認められた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の推進により、M13ファージは、病原体に対する予期しない炎症反応を惹起することがないワクチン担体として、特に抗体が有効とされる疾患や感染症を対象としたワクチン開発に有用であることを見出した。また、本研究課題で得られたファージに対する免疫応答誘導のメカニズムに関する詳細は、近年、国内外において注目されているファージセラピー(ファージ療法)におけるファージに対する免疫応答の影響を考察する上で有用な知見となり得る。
|