研究課題/領域番号 |
16K08050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
村瀬 敏之 鳥取大学, 農学部, 教授 (20229983)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸菌 / 鶏 / バクテリオファージ / 鶏大腸菌症 / 大腸菌症 / 発育鶏卵 / 鶏舎 / 環境 / 微生物 / 細菌 / ウイルス / 感染症 |
研究成果の概要 |
鶏の大腸菌症の抗菌薬に代わる新たな制御法として、細菌に感染したのちにそれを破壊(溶菌)するバクテリオファージ(以下、ファージ)を活用することが期待される。本研究では、環境中のファージを分離する際には温度条件が重要であること、複数のファージを組み合わせると多くの大腸菌株を溶菌できること、ファージを利用することにより、鶏舎を模した条件下の大腸菌の数を減じることや、大腸菌症の感染モデルにおいて病気を抑制することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
養鶏産業における課題のひとつである鶏大腸菌症の原因菌(APEC)は性状が多様であるほか、抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が多いことが知られている。本研究において、環境中からファージを効率的に分離する条件を見出したため、多様なAPECを溶菌するファージを分離し、それらを組み合わせて利用するすることが可能となった。また、模擬的な鶏舎環境や感染モデルにおいてAPECを制御しうる成績が得られたことから、フィールドにおける応用に向けた検討が可能となった。
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