研究課題/領域番号 |
16K08051
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
馬場 健司 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (90452367)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | マイクロパーティクル / 組織因子 / 播種性血管内凝固 / DIC / 犬 / 悪性腫瘍 / 播種性血管内凝固(DIC) / 凝固活性化 |
研究成果の概要 |
犬の血管肉腫細胞,乳腺腫瘍細胞および悪性黒色腫細胞はマイクロパーティクルを放出し,組織因子依存性の凝固促進活性を有することが明らかとなった。悪性腫瘍に起因する播種性血管内凝固(DIC)では,血漿中の組織因子依存性凝固促進活性の上昇は認められなかったが,DICの診断および予後マーカーとしての有用性についてはさらなる検討が必要と考えられた。また,シンバスタチンは凝固促進活性を抑制しなかったが,様々な種類の犬の悪性腫瘍細胞の増殖を抑制することが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
獣医領域では,マイクロパーティクルによる凝固活性化に関する研究は極めて乏しく,悪性腫瘍や播種性血管内凝固に罹患した犬における血漿中凝固促進活性を世界で初めて測定し評価したことは意義深いと考えられる。残念ながら犬の播種性血管内凝固の診断および治療における血漿中凝固促進活性の意義に関しては,本研究では明確な結論に至ることはできなかった。しかし,本研究が当該分野における今後の研究の礎になるものと考えられる。
|