研究課題/領域番号 |
16K08063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
山本 一郎 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 准教授 (00424763)
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研究協力者 |
羽原 誠
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ネコ / 遊離脂肪酸 / 受容体 / GPR40 / GPR120 / GPR41 / GPR43 / 遊離脂肪酸受容体 / 猫 |
研究成果の概要 |
短鎖脂肪酸が結合するGPR41およびGPR43、中長鎖脂肪酸が結合するGPR40およびGPR120がヒトで明らかにされ、ネコも同遺伝子をそれぞれ有することが明らかとなった。この受容体のタンパク質共役解析により、それぞれがホモ2量体を形成する他、他の遊離脂肪酸受容体ともヘテロ2量体を形成していた。抗体を作成しウエスタンイムノブロット法に用いたが合成タンパク質は検出できたが、組織切片を用いた免疫組織化学染色法では特異な受容体発現を検出できなかった。また肥満ネコゲノム中の一遺伝子多型検出を行ったが、遺伝子診断に有用な多型を検出することができなかったため、多検体のSNP検出が必要であると考えらる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、家庭動物の生活習慣の変化に伴い肥満ネコが増えている。肥満はネコの2型糖尿病発症の最大要因であるが、他動物に比べネコは特異な脂質の代謝機構を有しており、同機構の解明が必須である。我々は4種の遊離脂肪酸の受容体に着目し、その受容体機能の解析と一塩基多型(SNP)を用いた遺伝子診断システムの開発を目的とした。ヒトとは異なり、ネコが肥満しやすい体質か否かを診断する検査技術は極めて少なく、本申請課題の遺伝子診断技術が将来の肥満を極めて早期に予測する有用な技術になると期待される。
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