研究課題/領域番号 |
16K08089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
石原 章和 麻布大学, 獣医学部, 講師 (80707224)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 再生医療 / 神経治癒 / 皮膚線維芽細胞 / ウマ / 移植・再生医療 / 外科 / 再生医学 / 獣医学 |
研究成果の概要 |
本研究では、馬の皮膚線維芽細胞をフローサイトメトリーで選別したあと、神経細胞用培地で培養することで、神経系細胞への分化を誘導できることが示され、また、それらの細胞を脊髄神経の外植片内に注射することで、神経分化に関連する遺伝子活性を増加できることを確認した。そして、この細胞を、頚部脊髄内に注射したところ、ホスト神経細胞においても、非注射部位の神経細胞に比較して、神経分化に関連する遺伝子活性が増加していた。以上の結果から、皮膚組織から分離した線維芽細胞を、ダイレクトリプログラミングにて神経系細胞に分化させ、それらを脊髄組織内に注射することで、損傷した神経組織の再生を誘導できることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、皮膚組織から分離した線維芽細胞を、ダイレクトリプログラミングにて神経系細胞に分化させ、それらを脊髄組織内に注射することで、損傷した神経組織の再生を誘導できることが確認された。このような「迅速な神経の再生医療」では、皮膚組織を採取した後、その日のうちに実施可能な再生医療として、脊髄疾患の治療指針を革新する、究極の治療法になるものと期待される。また、内視鏡を使って非侵襲的に細胞を注射するという、マイクロ医療と細胞治療の融合が達成されれば、脳疾患に対する再生医療も革新的に発展させると考えられる。
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