研究課題
基盤研究(C)
ユビキチン・プロテアソームシステム(UPS)は多様な生命現象の進行に必須な細胞内タンパク質分解系であり、神経変性疾患ではユビキチン陽性の封入体や凝集体が観察され、UPSの破綻が細胞の恒常性維持や病態発症に深く関与すると考えられている。申請者らは本課題により新規ユビキチン結合タンパク質CG5445を同定し、CG5445は易凝集性タンパク質の可溶化を促進しUPSによる分解を促進し細胞毒性を抑制していることを明らかにした。
生体内における不要タンパク質除去に働く分解系のうち、ユビキチン-プロテアソーム系が凝集性タンパク質の分解にどのように働くかについては長い間様々な仮説が提唱されているものの、実態は不明であった。本課題において易凝集性タンパク質分解においてプロテアソーム機能を促進する分子としてCG5445を同定したことにより、プロテアソームが神経変性疾患をはじめとする病態発症に関与する分子機構の解明に大きな進歩をもたらすと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 5件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (28件) (うち国際学会 8件、 招待講演 1件)
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