研究課題/領域番号 |
16K08288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
荻田 喜代一 摂南大学, 薬学部, 教授 (90169219)
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研究分担者 |
米山 雅紀 摂南大学, 薬学部, 准教授 (00411710)
山口 太郎 摂南大学, 薬学部, 助教 (30710701)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 難聴 / 内耳 / 酸化ストレス / ファイトケミカル / カルパイン / 音響外傷性難聴 / 騒音性難聴 / 老年性難聴 / カルパイン阻害薬 / クルクミン / レスベラトロール / クロロゲン酸 / 有毛細胞 / 騒音 / 感音難聴 / 蝸牛外側壁 / 4-ヒドロキシノネナール / 薬理学 / 薬物治療学 / 予防薬学 |
研究成果の概要 |
音響外傷性難聴の発症メカニズムに、蝸牛内の過剰な酸化ストレス、MAPKの活性化が関与することを解明した。また、この難聴がラジカル消去薬、一酸化窒素合成酵素阻害薬、カルパイン阻害薬、p38MAPK阻害薬により抑制されることを見出した。慢性騒音暴露誘発性難聴の発症には、シクロオキシゲナーゼおよび活性化マクロファージによる内有毛細胞と蝸牛神経の間のシナプスの減少が関与することが明らかとなった。また、このモデルの予防薬として、ファイトケミカルであるクルクミン、クロロゲン酸が有効であることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該研究は、認知症のリスクファクターの一つである難聴の発症メカニズムの解明およびその予防・治療法の開発に関する研究である。本研究の遂行は、高齢者の「生活の質」を向上させるばかりでなく、認知障害の予防に有効であることから社会的な意義が大きいと考えられる。また、これまで難聴に関する薬学分野の研究はほとんど行われておらず、その学術的域もおおきいものである。
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