研究課題/領域番号 |
16K08289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 金城学院大学 (2017-2018) 神戸薬科大学 (2016) |
研究代表者 |
水谷 暢明 金城学院大学, 薬学部, 教授 (90340447)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | IL-22 / ダニ / 皮膚炎 / IL-20サブファミリー / アレルギー / 喘息 |
研究成果の概要 |
【目的】アトピー性皮膚炎は、ダニ抗原(Der f)などに繰り返し曝露されることにより増悪と寛解を繰り返す皮膚の慢性炎症性疾患である。本研究では、IL-20サブファミリーの1つであるIL-22がDer fによって誘導される皮膚炎症状においてどのような役割を果たしているか検討した。【方法】BALB/cマウスの耳にDer fを週に3回、合計9回塗布することで皮膚炎症状を誘導した。【結果】抗IL-22抗体の投与により、耳の肥厚は有意な抑制が観察された。【結論】IL-22はダニ抗原で誘導される皮膚炎症状において重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アトピー性皮膚炎は、ダニ抗原などに繰り返し曝露されることにより増悪と寛解を繰り返す皮膚の慢性炎症性疾患であり、発症機序の解明ならびに新規治療薬の開発が望まれている。本研究により、免疫系と上皮細胞間をつなぐ重要なサイトカインであるIL-20サブファミリーの1つであるIL-22がアトピー性皮膚炎の発症に関与していることをマウス病態モデルを用いて明らかにした。このことから、IL-22がアトピー性皮膚炎の新規治療薬開発ターゲットになり得る可能性が考えられる。
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