研究課題/領域番号 |
16K08353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
関本 征史 麻布大学, 生命・環境科学部, 准教授 (10381732)
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研究協力者 |
松下 まりも
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 免疫毒性 / 皮膚感作性 / レポーターアッセイ / 異物代謝酵素 / 接触性皮膚炎 / 代謝活性化 / P450 / HaCaT / THP-1 / Nrf2 / サイトカイン / 化学物質毒性 / in vitro 試験系 |
研究成果の概要 |
本研究では、皮膚感作性物質による皮膚免疫毒性発現における異物代謝酵素の役割を解析することを目指した。ヒト皮膚角化細胞HaCaTに対して種々レポーター遺伝子を導入し、その有用性を評価した結果、HaCaT-Nrf2-Luc細胞が免疫毒性を反映していることが示された。この細胞を使って皮膚感作性物質による免疫毒性発現における異物代謝酵素の役割を解析したところ、ある種の皮膚感作性物質はHaCaT細胞内に発現しているP450酵素により活性化/解毒され、その免疫毒性が変化することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、皮膚細胞内に発現している異物代謝酵素が化学物質の免疫毒性発現に重要な役割を果たしていることが示された。本研究結果は、より高精度な iv vitro 免疫毒性試験(動物を使用しない試験)の確立に繋がる。また、本研究をさらに発展させることにより、異物代謝酵素の遺伝子多型によって起こるであろう免疫毒性反応(≒アレルギー反応)の個人差を予測・解析する上で新たな知見をもたらすことが期待される。
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