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シデロフォアの網羅的多様性解析と難培養性細菌の増殖培養への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K08355
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境・衛生系薬学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

河村 好章  愛知学院大学, 薬学部, 教授 (80262757)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードシデロフォア / 鉄 / 細菌生存戦略 / 微生物学 / 感染症
研究成果の概要

我々が開発したHybrid-CAS培地により、常法のCAS培地では不可能であったグラム陽性菌のシデロフォア産生も検出できるようになり、多くのグラム陽性菌もシデロフォアを産生していること、シデロフォアを産生する嫌気性菌も見出すことができ、新知見を得ることができた。
環境から分離した菌株もシデロフォアを産生している株が多数存在していた。分類学的に新規の細菌も見出すことができ、現在新菌種提案の論文化を行っている。その新種菌株が産生するシデロフォアの分子種特定も現在行っており、今後も分子種決定まで進めたい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

微生物の発育に鉄は必須の元素である。環境中の鉄を効率よく利用するため多くの細菌では、シデロフォアと呼ばれる鉄キレート物質を産生している。シデロフォアの役割を詳細に解明することは、微生物の増殖あるいは発育抑制にも利用できる。
本研究では、シデロフォア研究の基礎となる、シデロフォアの検出系、鉄含有量を制御した培地の作成方法を確立した。さらに環境中に生息する細菌の多くがシデロフォアを使って鉄獲得競争を行っている一端が見られた。今まで以上に多様なシデロフォアが存在していると考えられ、それらを詳細に検討することで、今後鉄の制御により細菌の制御ができる可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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