研究課題/領域番号 |
16K08381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
出口 芳春 帝京大学, 薬学部, 教授 (40254255)
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研究分担者 |
樋口 慧 帝京大学, 薬学部, 助教 (10625304)
黄倉 崇 帝京大学, 薬学部, 教授 (80326123)
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研究協力者 |
川端 健二
山口 朋子
楠原 洋之
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 血液脳関門 / トランスポーター / 有機カチオン輸送系 / 薬物認識性 / ヒト脳毛細血管モデル / ヒトiPS由来脳毛細血管内皮細胞 / プロトン-有機カチオン交換輸送系 / ヒトiPS細胞由来脳毛細血管内皮細胞 / ヒト不死化脳毛細血管内皮細胞 / 基質認識性 / 塩基性薬物 / ヒト脳移行性 / 血液脳関門モデル細胞 / ヒトiPS細胞 / ヒト血液脳関門モデル細胞 / 有機カチオン-プロトン交換輸送系 / 有機カチオントランスポーター |
研究成果の概要 |
脳移行性に優れた中枢疾患治療薬を開発することは、患者のQOLの向上と我が国の医療費削減にとって重要な課題である。従来から、ある種の薬物を脳内に効率的に運ぶトランスポーター(有機カチオン/プロトン(OC/H+)交換輸送系)の存在が知られていたが、その実体はベールに包まれていた。この研究の目的は、ヒトの血液脳関門モデル細胞におけるOC/H+交換輸送系の発現を確認するとともに、その薬物認識特性および分子実体を解明することであった。その結果、OC/H+交換輸送系の分子実体解明には至らなかったものの、このトランスポーターの薬物認識特性とスクリーニング方法を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会の到来に伴い、アルツハイマー病や血管性認知症などの疾患が急増しており、これら中枢疾患に対する優れた中枢治療薬の開発が期待されている。従来からある種の薬物を脳内に効率的に運ぶトランスポーターの存在が知られていたが、その分子実体や輸送特性についてはベールに包まれていた。今回の研究において、このトランスポーターの輸送特性を明らかにすることができた。本研究成果は中枢疾患治療薬のドラッグデザインと新薬開発のブレークスルーになる可能性を秘めている。また、本研究は患者QOLの向上のみならず、我が国の医療費削減に対して大きなインパクトを与えることは間違いない。
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