研究課題/領域番号 |
16K08388
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
井関 健 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (40203062)
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研究分担者 |
鈴木 夏子 (高橋 夏子) 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (60535293)
小林 正紀 北海道大学, 大学病院, 准教授 (70431319)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 小腸移植後感染症 / ディフェンシン / 小腸虚血再灌流 |
研究成果の概要 |
本研究では、小腸虚血再還流(I/R)後のalpha-defensin (Defa)5産生量の変動、Defa5産生促進物質の探索、食品成分のDefa5産生促進作用による小腸I/R予防効果の3点について行ってきた。最初の検討により小腸I/R処置において小腸絨毛の顕著な脱落と炎症性マーカーの上昇を確認し、本条件下においてDefa5 mRNA量が有意に低下することを見出した。一方で一部の食品成分がDefa5 mRNA量を増大させることを明らかとした。最後に本食品成分をI/R前に前投与することで、I/Rによる腸管免疫低下ならびに絨毛の脱落を軽減させることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では一部の食品成分が小腸移植のモデルとして用いた小腸虚血再灌流によるalpha-defensin (Defa) 5の低下と絨毛の脱落を軽減させることを見出した。したがってこれらの食品成分が小腸移植後感染に対して防御的な効果を持つ可能性が示された。
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