研究課題/領域番号 |
16K08432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
高村 徳人 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (20369169)
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研究分担者 |
徳永 仁 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (60369171)
緒方 賢次 九州保健福祉大学, 薬学部, 准教授 (90509580)
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研究協力者 |
瀬戸口 奈央
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 眼房水中アルブミン / タンパク結合 |
研究成果の概要 |
我々は眼疾患患者の眼房水中アルブミン結合能の差異とその要因(眼房水中の微環境)を簡便かつ迅速に推察するための簡易型診断法の開発を目指した。この診断法は眼房水中アルブミンを一律の濃度に調製したサンプルにサイトⅠとⅡのサイトプローブを添加しそれぞれのサイトプローブの遊離率を比較することで、眼房水中のミクロ環境を推察できる方法である。さらに、本診断法はアルブミン結合に大きな影響を与える長鎖脂肪酸の濃度を推測できる可能性が高い。 また、眼房水におけるジクロフェナクのアルブミンへの結合が長鎖脂肪酸によりサイトⅡよりⅠに移行することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本診断法を用いれば、アルブミン結合性の高い点眼薬物の眼内での動態および薬理効果に関して有益な情報をもたらすため、眼疾患患者に対し最適な点眼薬の投与設計の施行に大いに役立つ可能性が高い。さらに、眼房水中アルブミンの微環境を迅速に把握できるため、眼疾患患者の病態の重症度を把握する方法にも利用できる可能性が高い。このことは、眼科領域への直接的な医療貢献はもとよりチーム医療における薬剤師技術を向上させる一助となるため臨床薬学教育の発展や職能拡大に寄与するものと考える。
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